2008年02月11日

オーケストラ・ダスビダーニャ第15回定期演奏会

るんるんオーケストラ・ダスビダーニャ第15回定期演奏会
  ショスタコーヴィチ/ノヴォロシスクの鐘
  ショスタコーヴィチ/交響曲第9番Op.70
  ショスタコーヴィチ/交響曲第11番Op.103「1905年」
  長田雅人/オーケストラ・ダスビダーニャ
  東京芸術劇場大ホール

オーケストラ・ダスビダーニャ、通称「ダスビ」
ショスタコーヴィチ専門のアマオケです。
このオケに行ってみたいと初めて思ったのはもう12年も前なのですが
やっと、初体験する機会に恵まれました。

その中でも初めて聴いたのがロシア南部のノヴォロシスク市の
ためにかかれたという「ノヴォロシスクの鐘」。
2分ほどの短い曲ですが、壮麗壮大。
カンタータ「我らの祖国に太陽は輝く」的な、
祖国万歳!感たっぷり。1943年の国家コンクールのために
作曲された「国家」という曲の1部が使われています。
そして、政治的に問題ありといわれる交響曲第9番。
戦争の勝利を祝う、壮大な「第9番」という当局の意向を
無視し、5楽章にはユダヤ舞曲も使われているほどの短い交響曲。
それでも5楽章もあるというところもまた政治的意図を
感じてしまったりするのですが(^^;
血の日曜日事件を題材とした交響詩的な交響曲11番では
切れ間なく続く各楽章では息をのむ間もないほどの緊張感。
真ん中に置かれた鐘の存在感の大きさを感じずにはいられません。

アマオケとはいえ、比類なきショスタコーヴィチ作品への
愛情・解釈、そして力量はたいしたもの。
最後の最後までつきることのない迫力。そのタフさにも脱帽。

そしてもう一つすごいのがプログラム。
CDの解説や解説本を凌ぐ内容の濃さ。
11番に引用されている革命歌の題名ぐらいはあっても、
その歌詞、対訳までついている文献は初めて。
それだけでも価値がある演奏会でした。

すばらしかったです。
posted by おだまん at 19:26| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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[音楽短信] 第15回オーケストラ・ダスビダーニャ定期演奏会の感想
Excerpt: ◇ここのところすこぶる多忙だったわけだが、これは行かなくてはならない。ショスタコーヴィチ専門アマオケの年に1回限りの定期演奏会*1。しかし、他の人も言うように(本エントリ末尾の感想リンク集参照)、セ..
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[音楽短信] ショスタコーヴィチ交響曲第11番8種聴き比べ(ダスビ感想外伝)
Excerpt: ◇第11番の聴き比べ(ムラヴィンスキー2種、クリュイタンス御前演奏、コンドラシン、ロジェストヴェンスキー、ヤルヴィ、北原、ロストロポーヴィチの計8種)のつもりで書き始めた(それもかなり無謀だったが)..
Weblog: ピョートル4世の<孫の手>雑評
Tracked: 2008-03-08 22:34